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S​D​G​s​レ​ポ​ー​ト​第2​回​:​「立命館​大​学​ 正義と倫理をもった地球市民として活躍できる担い手に​」

■立命館SDGs推進本部を設置した学校法人立命館の取り組み

 大学コンソーシアム京都の加盟校におけるSDGsに関する取り組みを紹介する「SDGsレポート」第2回です。

 今回は、20194月に「立命館SDGs推進本部」を設置した、学校法人立命館の取り組みをご紹介いただきます。

立命館大学では、2017年に日本初の学生によるSDGs体験イベント「Sustainable Week」を開催、2019年度からは「SDGs表現論」が正課科目として開講する等、学生がSDGsを意識する様々な機会があり、学生にSDGsが広く認知されているようです。

立命館大学だけでなく、立命館学園全体のSDGsへの取り組みをご紹介いただきます。

(紹介者:立命館SDGs推進本部事務局長 山口 洋典 氏)



学校法人立命館では、2019417日に「立命館SDGs推進本部」を設置しました。これは2018年夏、2030年に向けた立命館学園のビジョン策定にあたって「挑戦をもっと自由に〜Challenge your mind Change our Future」を掲げたことが背景にあります。Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)の頭文字を取ってVUCAの時代と呼ばれる今、先を見通すことが困難な時代と言われます。だからこそ、学園の学生・生徒・児童はもとより教職員、校友(卒業生)に至るまで、それぞれの立場から社会のあり方を考え、平和な社会の実現に向けて果敢に自由に挑戦することが改めて重要となります。

立命館SDGs推進本部では、仲谷善雄総長を本部長に、環境・貧困・紛争・教育・食糧など、SDGsで提示された持続可能な社会を実現するための課題に対して、学園の構成員による個々の展開を学園として組織的に支援しています。バックキャスティングのもとでのボトムアップな活動を促進することで、持続可能な未来に向けて、教育研究機関として幅広い挑戦が着実に展開されることが、結果として立命館憲章にある「教育・研究機関として世界と日本の平和的・民主的・持続的発展に貢献する」という理念を体現することにもなります。立命館SDGs推進本部のウェブサイト では、それぞれの立場から日常生活をグローバルな観点から捉えなおし、複数課題の同時解決に向けた多くの「アクティビティ」が紹介されています。(http://www.ritsumei.ac.jp/sdgs/

以下、立命館SDGs推進本部の設置前の取り組みも含めて、立命館大学におけるSDGsにかかわる特徴的な取り組みを、いくつか取り上げます。

■立命館大学におけるSDGsの時代までの取り組み~歴史的・文化的背景~

 建学の精神「自由と清新」のもと「平和と民主主義」を教学理念に、立命館大学は、1988 年の国際関係学部設置を契機に、教育・研究のグローバル化を図ってきました。例えば、1991 年には「地球市民宣言」を提唱し、1992 年には「立命館大学国際平和ミュージアム(Kyoto Museum for World Peace, Ritsumeikan University)」を開館、そして2000 年には大分県別府市に「立命館アジア太平洋大学(APU)」を開学しています。また、2003 年設置の「大学院先端総合学術研究科」や、2003 年の「歴史都市防災研究所」でのUNESCチェアプログラム(UNITWIN)受入などにより、問題解決はもとより社会的公正の追求に向けた研究も積極的に展開されています。加えて、2003 年には「人間の安全保障」の概念を提唱したアマルティア・セン博士に、また2019 年には戦時性暴力の終結に取り組むデニ・ムクウェゲ博士に、名誉博士号の授与に至るなど、人類が向き合う複雑に絡み合う課題を学術的な観点のもとで捉えなおす高等教育機関としての着実な実践を重ねてきました。


■学生が主体となったキャンパス単位でのグローバル化

2015年にニューヨーク国連本部での「国連持続可能な開発サミット」で定められたSDGsを、立命館大学において個別に捉えなおし具体的な活動に結んだ初めての取り組みは、201710月に滋賀県草津市のびわこ・くさつキャンパスで開催された「Sustainable Week」です。初回は17のゴールに引き付けて取り組まれた企画には6日間で2,300人が参加するなど盛り上がりを見せたものの、「留学生や外国人の方が気軽に参加できる多文化対応の企画」がなかったことが課題の一つに挙げられています。

(Sustainable Week2017報告書

https://sustainableweek.org/wp-content/uploads/2018/10/a21948a563267241d2c3935659d4e1cc.pdf)

その後、2018年のSustainable Weekでは、食とSDGsを組み合わせて「誰一人取り残されないSDGsカレー」を開発することとし、同企画の開催に先立って実施された朝日新聞社主催の第1回「大学SDGs ACTION! Awards」のグランプリを受賞しました。ちなみに、第2回には耳の聞こえが悪い人々の仕事づくりと絶滅危惧種の動物保護を重ねた立命館アジア太平洋大学の学生によるアイデア「Plushindo」がグランプリを受賞しています。

■エコプロ2019への挑戦〜総合学園として

 2019年度より、ボトムアップによるSDGs推進に取り組んできている立命館大学では、125日から7日にかけて東京ビックサイトで開催される日本最大級の環境とエネルギーの未来展「エコプロ2019」に大規模に出展 することにいたしました。附属校生徒・学生・教職員らによる各回30分のワークショップ、100を越える研究紹介、研究の最前線に触れるハンズオン、20年後の未来を想像する参加型展示など、幅広い企画となりました。

(「エコプロ2019」への出展に関するウェブページ

 http://www.ritsumei.ac.jp/research/sdgs/ecopro2019.html/)


 あわせて、20199月には、立命館・社会起業家支援プラットフォーム「RIMIX」(Ritsumeikan Impact Makers Inter X (cross) Platform)を整備しました。こうしてSDGsの観点も含めた社会問題の解決アイデアの洗練、力量の向上、適性の修養、着実な活動、適切な評価などの一連のプロセスが「見える化」されることで、正義と倫理をもった地球市民として活躍できる担い手が輩出されるよう、引き続き取り組んで参ります。


 

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