トップページ イベント情報 【立命館大学】土曜講座「ツーリズムが求める産業遺産の歴史性とデジタルテクノロジー」「文化資源から見たツーリズム 〜小型案内記・絵図から見た江戸時代の奈良半日観光」

【立命館大学】土曜講座「ツーリズムが求める産業遺産の歴史性とデジタルテクノロジー」「文化資源から見たツーリズム 〜小型案内記・絵図から見た江戸時代の奈良半日観光」

2022 / 1 / 29 / 土
オンライン
  • 教育
  • 社会貢献
  • イベント概要

    <1月のテーマ>
    「ツーリズム・文化資源・デジタルテクノロジー 」
     企画:人文科学研究所/アート・リサーチセンター

    【第3350回】
    ・司 会
      立命館大学衣笠総合研究機構 人文科学研究所 所長 遠藤 英樹 氏

    ・発表者
     「ツーリズムが求める産業遺産の歴史性とデジタルテクノロジー」
      立命館大学文学部 准教授 山本 理佳 氏

     「文化資源から見たツーリズム
      〜小型案内記・絵図から見た江戸時代の奈良半日観光」
      立命館大学アート・リサーチセンター
      国際共同利用・共同研究拠点リサーチアシスタント 安宅 望 氏

    ・コメンテーター
      立命館大学文学部 准教授 寺床 幸雄 氏
      立命館大学アート・リサーチセンター
      国際共同利用・共同研究拠点リサーチアシスタント 宮田 悠史 氏

    【概要】
    「ツーリズムが求める産業遺産の歴史性とデジタルテクノロジー」
     文化遺産は、価値あるとされる時点の歴史性を保存・保護するものとされています。ただし、本講義で対象とする産業遺産は、様々な理由で「変化」を宿命づけられていて、一時点の歴史性の保存が難しい、特殊な側面をもつ文化遺産です。これに対し観光の現場では、それ程厳密な歴史性は求められないことが多く、要は人々がそこに歴史的な何かを感じられれば、そしてそこに満足感が得られれば成立します。すなわち、産業遺産の特殊性は、そうした観光の創造的な面とうまく適合する可能性を持っています。ただその一方で、現役の施設であったり、崩壊のリスクがあったりして、観光の現場と折り合わない側面も持ちます。とくにそうした可能性や制約の面を補うものとして期待されているのがデジタルテクノロジーです。講義では、そうした産業遺産の特殊な性質や制約についてとらえるとともに、そこにデジタルテクノロジーがどう活用されようとしているか、その現状について提示したいと考えます。

    「文化資源から見たツーリズム
      〜小型案内記・絵図から見た江戸時代の奈良半日観光」
     永禄10年(1567)東大寺の大仏と大仏殿は兵火に見舞われまたもや灰燼に帰してしまいました。応急修理を受けた大仏は露座となり130年近く風雨に晒されてきました。その後江戸時代の安定した世の中で大仏と大仏殿再建の機運が高まり、公慶上人の努力により宝永6年(1709)大仏殿落慶法要が行われました。現在の私たちが見る大仏と大仏殿が完成したのです。折からの伊勢参宮ブームにより奈良は伊勢参りに次ぐ寺社巡りの聖地として多くの訪問者を受け入れることになりました。奈良は伊勢参りを済ませて関西各地を巡る旅の最初の訪問地となったのです。今回の発表では受け入れ側の奈良がどのような仕掛けで訪問者に対応したのかを当時の史料を基にお話します。出来るだけ多くの名所を限られた時間で余すところなく見物したいというのは古今東西変わらぬ旅行者の気持ちです。それを受けて江戸時代の奈良の人々が考えた「見て感じてもらいたい奈良」がどのようなものであったか、そしてそれをどのように伝えたかをお話したいと考えています。

    【開催日】2022年1月29日(土)
    【時 間】13:00~15:00
    【会 場】ZOOMウェビナーによるオンライン講義
    【参加費】無料・事前申込制(定員400名)
    【申込締切】1月27日(木) 17:00

  • 開催日
    2022 / 1 / 29 / 土
  • イベントWebサイト
  • 会場
    オンライン(Zoomウェビナー)
  • 参加対象
    どなたでもお申込みいただけます。
  • 主催
    立命館大学衣笠総合研究機構
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