イベント概要
京都府立大学では、毎年春と秋に公開講座「桜楓講座」を開講しています。
各学部の教員が各々の研究内容を分かりやすく解説し、毎回ご好評をいただいています。
今年度は、新型コロナウイルス感染症への対応策として、対面での開催は中止とし、3つの講座をオンラインにてオンデマンド配信をいたします。
インターネット環境があればどなたでも受講可能です。ぜひご利用ください。
また、今年度も京都府立医科大学と連携して京都府公立大学法人連続講座として開催します。京都府立医科大学でも公開講座をWebセミナーとして公開予定です。詳しくはこちらをご確認ください。
●11月30日(月)公開
「イギリスに行った日本人留学生は府知事となった!
-薩摩藩士の中井弘が体験した英国留学とその後のキャリアと日本への貢献-」
文学部准教授 山口 エレノア(やまぐち えれのあ)氏
今の時代では殆ど誰でも留学体験ができます。コストは高いこともありますが、多くの日本人は留学を経験し、海外旅行も簡単にできるようになりましたが、約150年前までは簡単にはできませんでした。
本講座では中井弘という薩摩藩士についてご紹介します。彼は1866年に初めて英国へ旅し、半年の帰国後は明治新政府の外国事務局で働き出しました。他界する前に京都府知事まで出世し、日英関係史のヒーローとして、外務省の太鼓持ちとして、明治時代の奇傑や文人としての中井弘のストーリーを検討し、どのように日本や京都に貢献したかを考察していきます。
●12月7日(月)公開
「「オリオン座」がなくなる!?
〜星の大爆発と宇宙の元素合成〜」
生命環境科学研究科講師 関原 隆康(せきはら たかやす)氏
オリオン座は冬の代表的な星座です。そのオリオン座の右肩にある赤い星「ベテルギウス」がそろそろ大爆発するのではないか、と星好きの人たちがプロもアマチュアもドキドキしています。このベテルギウスを題材に、そもそも星はなぜ輝くのか、大爆発の前後で星に何が起こるのかを解説します。そこには、我々の身の回りにも存在するさまざまな元素をめぐる物語があるのです。
「オリオン座は冬の星座なのに、季節外れでは?」 いいえ、もしベテルギウスが大爆発すると、昼間でも月と同じくらい輝いて見えると予想されています。夏でも楽しめますよ。
●12月14日(月)公開
「ドイツにおける教育福祉専門職の発展とその現状
-児童・青少年援助法と青少年育成・援助職の活動をめぐって-」
公共政策学部・教授 吉岡 真佐樹(よしおか まさき)氏
青少年を豊かに育て、その社会的経済的な自立を援助することは社会にとってきわめて重要な課題です。しかしそのやり方は、それぞれの社会や国ごとに多様であり、しかも学校制度のように単純化して説明することは困難です。
この講座では、これまで体系的に紹介されることのなかったドイツの青少年育成・援助の制度とそこで活動する専門職を取り上げ、その特徴と課題について考えます。青年の「学校から社会への移行」の困難が問題とされる今日、わが国でも青少年育成・援助の組織化が求められています。
時 間 :各回とも10:00~公開予定
URL:Youtubeの京都府立大学チャンネルにて公開
https://www.youtube.com/user/KPUinternet
<視聴方法について>
事前お申込み、サイトへの登録の必要はございません。
上記Youtubeチャンネルのリンクをクリックしていただくか、チラシ裏側のQRコードでリンクへとんでいただき御視聴下さい。
※公開期間は各講座1週間です。ご希望の講座の日付を御確認の上、御視聴いただきますよう、お願いいたします。
開催日
2020 / 11 / 30 / 月 〜 2020 / 12 / 14 / 月