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イベント概要
中学時代に不良仲間とシンナーを吸い、18歳から始めた水商売でアルコール依存症になった渡邊洋次郎さん。
精神科病院への入退院を48回繰り返し、窃盗などの罪で3年間、刑務所に服役。
そんな「どん底」まで落ちたある時、独居房の壁に鼓動を打つ心臓が「見えた」。自分が傷つけているのに「命はただただ生きようとしている」。生まれて初めて「自分の生き方を変えたい」と思った瞬間だったそうです。
出所後、自助グループのミーティングに参加。つながりを得て希望を持った渡邊さんは、依存症回復支援施設のメンバーにも支えられ介護福祉士の資格を取り、今や施設の職員として働いています。
「助けを求めた時、手を差し伸べてくれる存在が必要」「そういう人たちがいれば誰でも立ち直れる」と渡邊さんは言います。「どん底から回復し、生きていること自体が啓発活動になっている」と語る渡邊さんは、いま全国の大学やイベントで講演活動をなさっています。
そんな渡邊さんから、依存症からのリカバリーの中で見つけた、愛することと幸せの意味について語っていただきます。ご関心のあるみなさんならどなたでも参加歓迎です。ぜひお申込み&ご視聴ください!
*同志社大学政策学部 アカデミック・スキル1「幸福学入門」~幸せに生きるために、いま僕たちにできること(佐野淳也)の公開授業として実施します。
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開催日
2020 / 12 / 10 / 木
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イベントWebサイト
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会場
【双方向型】Zoom meeting 【動画配信】YouTube Live
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参加対象
どなたでもご参加いただけます
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主催
同志社大学 佐野淳也研究室
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備考
・開催方法
【双方向型】Zoom meeting(要事前申込み)
【動画配信】YouTube Live(申込み不要)
・ゲスト:渡邊 洋次郎さん / YOJIRO WATANABE
(リカバリハウスいちご 生活支援員/介護福祉士)
【プロフィール】
1975年、大阪府生まれ。10代から鑑別所入所、少年院入院を繰り返す。20歳からアルコール依存症等で精神科病院へ48回入院。30歳からの刑務所服役後、自助グループへつながり、回復の道を歩み始める。現在、依存症回復支援施設で職員として働きながら、啓蒙活動や海外の自助グループとの交流を行っている。
◎毎日新聞記事「ひと」 https://mainichi.jp/articles/20191127/ddm/012/070/095000c
◎NHKハートネット https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/261/
【著書】「下手くそやけどなんとか生きてるねん。」(現代書館/2019年)
http://www.gendaishokan.co.jp/goods/ISBN978-4-7684-5871-6.htm
・コーディネーター(担当教員)
佐野 淳也(同志社大学政策学部 准教授)
https://policy.doshisha.ac.jp/faculty/sano/info.html
・グラフィック・ファシリテーター
奥野 美里(コクリエ・ラボ/ワークショップデザイナー)
https://cocrealabo.net/concept/welcome/
・プログラム(予定)
10:45 公開授業開始/ゲスト・スタッフ紹介
10:50 ミニレクチャー「幸福学ってなんだろう?」佐野淳也
11:00 講演『下手くそやけどなんとか生きてるねん。』渡邊洋次郎さん
11:40 グループ感想シェア
11:50 質疑応答タイム
12:10 全体まとめ/感想文案内/次回告知
12:15 終了
・参加無料