【京都文教大学】境界性の図像―九相図に表現される、あわい
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イベント概要
「九相図(くそうず)」とは仏教絵画において伝わるもので、屋外におかれた死体が時と共に朽ちていく様子を九段階にわけて描いたものです。修行僧が不浄な肉体への執着を捨てて煩悩を払い、この世の無常を学ぶためのものとして描かれたとされています。
経典などの文字情報だけでは伝わらない、イメージや物語性の高い絵画表現において、死生観や宗教性、聖なるものと俗なるものへのまなざしが九相図を通して表現されてきました。
このたびは『九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史』(角川学芸出版、2015 年)などの 著書があり、九相図研究の第一人者として知られる山本聡美先生をお招きし、現代に生きる私たちが九相図を通して何を感じ、そこに表現される生と死はもちろん、自他、聖俗、男女といった多様なる境界性について、思索する時間を設けたいと思います。 -
開催日2022 / 7 / 6 / 水
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イベントWebサイト
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会場京都文教大学 弘誓館 G102教室
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参加対象一般、学生、教職員
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主催京都文教大学臨床物語学研究センター主催、京都文教大学グリーフケアトポス「Co*はこ」協力
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備考問い合わせ:京都文教大学研究支援オフィス
電話:0774-25-2494 メール:kyoumu2@po.kbu.ac.jp