【立命館大学】2022年9月土曜講座 ヤングケアラーを知っていますか?
- 教育
- 社会貢献
- 研究
- その他
-
イベント概要
「立命館土曜講座」は、当時の学長であった故末川博名誉総長が、「学問や科学は国民大衆の利益や人権を守るためにあること、学問を通して人間をつくるのが大学であり、大衆とともに歩く、大衆とともに考える、大衆とともに学ぶことが重要」であると提唱し、大学の講義を市民に広く開放し、大学と地域社会との結びつきを強めることを目ざして設けられました。戦後の激動のさなかの1946年3月31日に、末川博教授の「労働組合法について」と題する第1回の講座が開催され以降、半世紀以上続けらてれおり、「開かれたアカデミズム」を実践的に追求しています。
また、学問の動向や各分野の研究成果の紹介、古典や名著の解説とともに、アクチュアルな時事問題を学問の方法や理論の次元まで掘りさげた解明、また時代を先取りしたテーマ設定をするなど、大学の学問を市民に開放する、という目的にふさわしい多彩な内容を取り上げています。<9月3日(土)(第3366回)>
●演題:「ヤングケラーを巡る課題 ―「18歳の崖」を中心に」●講師:立命館大学産業社会学部 教授 斎藤 真緒 氏
●講座内容
「ヤングケアラー」というカタカナ文字が、注目されるようになっています。最近では、「子ども家庭庁」設置に伴い、岸田首相も、「子ども家庭庁を司令塔としてヤングケアラー支援を省庁横断的に取り組む」と言明したうえで、2024年の子ども家庭庁の設置を待たずに、今年度から自治体での取り組みを強化するとしています。
では、そもそも「ヤングケアラー」とはどういった子どもたちなのでしょうか。どんな実態があるのでしょうか。政府も全国調査に着手していますが、まだその全体像が明らかになっているわけではありません。私たちは、当事者を真ん中にすえた支援の充実のために、「子ども・若者ケアラーの声を届けようプロジェクト」を立ち上げました。18歳以降、社会の支援策が乏しくなる「18歳の崖」は、ヤングケアラーのみならず、社会的養護や経済的困窮など、他の若者の自立にも大きくたちはだかっています。子ども・若者への切れ目ない包括的支援のために必要なことは何か、地域でできることは何か、当事者の声に耳を傾けながら考えたいと思います。●会場:オンライン配信(Zoomウェビナー)
●受講料:無料
●参加方法:事前申込要(定員400名)
申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/1zoewGqKOSlkeQn9nn0nK2RVmBHm55bJCKYrrasbHKjo/viewform?edit_requested=true<9月24日(土)(第3367回)>
●演題:「若年認知症の家族にかかわる子どもたちの現状と課題」●講師:立教大学コミュニティ福祉学部 助教 田中 悠美子 氏
●講座内容
65歳未満で発症する若年認知症の親と向き合う子ども世代に着目して、子ども世代の現状と生活課題について、さらに子ども世代を取り巻く社会的な課題について紹介します。また、2012年より活動をしている子ども世代のコミュニティ「まりねっこ」の設立経緯や実際の運営について、そして、全国的なピアサポートネットワークづくりについてご紹介いたします。ケアラーにとってのピア(仲間)の存在やピアサポートの意義について考えてみませんか。共に若い世代のケアラーに理解を深め、社会全体で支えていくしくみづくりについて考えていきましょう。●会場:オンライン配信(Zoomウェビナー)
●受講料:無料
●参加方法:事前申込要(定員400名)
申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/1TtBGl1miDtzeWAXC4BKJCGDpGpM96hA4d1RSZPh7pLA/viewform?edit_requested=true●お問合せ先
立命館大学研究部 衣笠リサーチオフィス
〒603-8577
京都市北区等持院北町56-1 立命館大学衣笠キャンパス 修学館2階
TEL:075-465-8224 FAX:075-465-8245
E-mail:doyo@st.ritsumei.ac.jp -
開催日2022 / 9 / 3 / 土 〜 2022 / 9 / 24 / 土
-
イベントWebサイト
-
会場オンライン
-
参加対象特になし
-
主催立命館大学衣笠総合研究機構