【京都大学】日本学術会議近畿地区会議学術講演会「総合知をはぐくむ学び」
- 教育
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イベント概要
現在、多様で複雑な問題に向き合う際に、従来の欠如モデルに限界が指摘されています。欠如モデルとは、人びとが科学を受容しなかったり、科学について不信を抱いたりするのは、人びとの科学的知識の欠如が原因だから、人びとの科学的知識を増やせば問題は解消するはずだという想定を指します。この限界に対処する新たな一つの切り口として、具体的には、SDGsにおける諸目標(カーボンニュートラルの目標など)や世界平和の達成において、専門知に加えて、総合知に注目が集まっています。
ここで、総合知とは、問題解決において、人文・社会・自然科学における知識を横断的に利活用するための素養のことを指します。今回の学術講演会では総合知をはぐくむにはどのような教育が望ましいかについて、以下の観点で議論を促進していきたいと考えています。
1.総合知が重要な役割を果たすのはどのような場面か?
2.総合知と専門知との関係をどう確立すればよいか?
3.総合知をはぐくむためにデザイン思考・アート思考をどう活用すればよいか?
上記の問いに対し、多様な立場からの問題提起、報告を踏まえ、議論を行いたいと考えています。皆様のご参加をお持ちしています。
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開催日2022 / 9 / 19 / 月
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会場百周年時計台記念館 百周年記念ホールおよびオンライン配信
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参加対象どなたでも参加いただけます。
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主催日本学術会議近畿地区会議、日本学術会議総合工学委員会、京都大学
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備考以下のWebサイトより9月14日(水)までにお申込みください
(対面・オンライン参加いずれも事前申し込みが必要です)。
https://form.cao.go.jp/scj/opinion-0123.html -
添付資料