【京都大学】第259回アフリカ地域研究会「神のために「働く」ムスリムの民族誌:セネガルにおけるバイファルの組織活動と宗教解釈について」
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イベント概要
京都大学アフリカ地域研究資料センターでは、第259回アフリカ地域研究会を開催します。
西アフリカ・セネガル共和国は国民の9割以上をムスリム(イスラーム教徒)が占めます。その中に、バイファルというイスラームの重要な宗教行為である礼拝も断食もせず、ドレッドヘアーに似た髪型やパッチワークの衣装といった奇抜な身なりをする特異なムスリムがいます。バイファルはムリッド教団というイスラーム神秘主義教団の内部に存在する宗教運動であり、同教団の内部には師のために「働く」ことを重視するという教義が存在します。一般にイメージされるムスリムとは大きく異なった特徴をいくつも持っているバイファルについて、多くの研究者はその特異性を取り上げるばかりで、イスラーム的な内部の論理を明らかにする研究はほとんどなされてきませんでした。本研究会では、バイファルの宗教生活や組織活動の実態を詳細に見ていくことで、彼らの教義と実践について考察していきます。
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開催日2023 / 6 / 15 / 木 〜 2023 / 6 / 15 / 木
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イベントWebサイト
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会場京都大学吉田キャンパス / オンライン
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参加対象どなたでもご参加いただけます
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主催京都大学アフリカ地域研究資料センター