トップページ イベント情報 【京都大学】【臨時開催】学術情報メディアセンターセミナー「大学における研究データマネジメント支援の実際 〜ウィーン大学の事例〜」

【京都大学】【臨時開催】学術情報メディアセンターセミナー「大学における研究データマネジメント支援の実際 〜ウィーン大学の事例〜」

2023 / 8 / 29 / 火
京都
  • SD
  • FD
  • 研究
  • イベント概要

    京都大学学術情報メディアセンターでは、各分野でご活躍の講師を招き、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。

    8月29日に臨時開催する本セミナーでは、学際融合教育研究推進センターアカデミックデータ・イノベーションユニット(通称「葛ユニット」)との共催で、ウィーン大学の Susanne Blumesberger 博士および Raman Ganguly 氏を国立情報学研究所公募型共同研究の一環でお招きし、ウィーン大学における研究データマネジメント支援サービスについてお話しいただきます。我が国におけるデータ駆動科学の推進において、研究者の研究データマネジメント支援が国策として大学に求められており、一歩先を行く欧州の大学での事例はこれから日本の大学が歩むべき道の参考になると思われます。学内外を問わず多数の方のご参加をお待ちしています。

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    プログラム
    ◆16時30分~16時35分
    司会・開催趣旨説明:梶田 将司 氏(京都大学 情報環境機構IT企画室/学術情報メディアセンター 教授)

    ◆16時35分~18時00分 【使用言語:英語、同時通訳なし】
    講演題目:「データマネジメントとデータアーカイビング」
          “Data Management and Data Archiving”

    講演概要:研究や教育においてデータを構造化して長期間にわたって保存したり、さらには長期間にわたって利用可能にする必要性がますます高まっている。貴重なデータを保護し、選択されたユーザに利用できるようにするためには、データ生成の段階からいくつかの側面を考慮する必要がある。本講演では、このテーマについての導入を行い、オブジェクト(テキスト、音声、動画など)を永続的なリンクとメタデータと共に保存する方法についてウィーン大学における実践的な洞察を提供する。PHAIDRA 等のデータアーカイブシステムに加えて、データのライフサイクル全体をサポートする他の支援ツールも紹介する。
    データの良い管理と計画は、公開だけでなく、基礎となる研究データが長期にわたって検索され、アクセス可能で追跡可能となるための前提条件である。データの保存場所、セキュリティの確保方法、アクセス権限の付与者、保存の責任者(個人、部門、組織など)、およびデータの提供基準について明確にする必要がある。オープンサイエンスの意味での再利用性を確保するためには、ウェブを介して検索可能なデータアーカイブやリポジトリを利用するべきである。一般公開や利用のためには、データ保護、著作権、ライセンスなども考慮する必要がある。データマネジメントプランは、人的、時間的、財政的なリソースの計画と組織化を支援し、プロジェクト申請者、データアーカイブ管理者、研究サービス、資金提供機関を対象としている。
    本講演では、個々の研究分野の異なる課題や事例についても議論する。
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    参加申込みは、イベントWebサイトよりお願いいたします。

  • 開催日
    2023 / 8 / 29 / 火
  • イベントWebサイト
  • 会場
    京都大学 学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室(※オンサイトのみ)
  • 参加対象
    どなたでもご参加いただけます
  • 主催
    京都大学 学術情報メディアセンター 、国立情報学研究所 オープンサイエンス基盤研究センター
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