京都迎賓館は、日本の歴史、文化を象徴する都市・京都で、海外からの賓客を心をこめてお迎えし、日本への理解と友好を深めていただくための国の迎賓施設として平成17年に建設されました。
数多くの伝統技能が活用されており、至るところで匠の技をご覧いただけます。

これらの日本の伝統技能や文化に関するテーマ毎に、京都迎賓館にゆかりのある講師による講演と、少人数での館内ガイドツアーを体験いただける「京都迎賓館文化サロン」を開催いたします！

今回のテーマは「截金（きりかね）」。
截金とは、金箔や銀色のプラチナ箔を焼き合わせて厚みを持たせ、細く糸のように、あるいは丸や三角、四角などに截ったものを筆で貼りつなぎ、様々な文様を創り出す高度な技量と集中力を要する伝統的な装飾技法です。
截金は飛鳥時代に仏教とともに大陸から伝わり、主に仏像や仏画の荘厳にふさわしい技法として発展してきました。今では日本にのみ伝承されている希少な伝統技法です。

京都迎賓館では、藤の間（大広間）や桐の間（和の晩餐室）において截金が施されていますが、これらの截金について、截金作家の江里朋子氏を講師にお招きしご講演いただきます。
また、通常の一般参観では公開していない、首脳会談等が行われる「水明の間」を含めた特別な館内ガイドツアーを実施します。

学生の皆様にも数多くの日本の伝統技能や現役の国の迎賓施設をご覧いただける貴重な機会となっております。
是非お申し込みください！

ご参考：【学生連携】京都迎賓館に活きる伝統的技能～截金（きりかね）～【内閣府公式】
https://www.youtube.com/watch?v=4NV_zf6Rd_E&list=PLldaXQxptbK9uu0DLW3KGH_OjeWVKZ9lt&index=2

●開催日時
　令和５年８月31日（木）
　午前の部　9:25集合　10:00開始　12:40終了
　午後の部　13:25集合　14:00開始　16:40終了

●定員
　各部60名

●開催内容
　・京都迎賓館の截金について、江里朋子氏による講演
　・京都迎賓館の截金を手掛けた人間国宝の故・江里佐代子氏や講師・江里朋子氏の貴重な作品の展示
　・首脳会談等を開催する通常非公開の「水明の間」を含めた館内ガイドツアー

●料金
　一般　5,000円
　大学生・専門学生　3,000円
　中高生　2,000円

●集合場所
　京都御苑内　清和院休憩所

●お申込みはこちらから
　https://form.geihinkan.go.jp/entry/P01?lang=ja&place=kyoto

●お問合せ先
　電話　075-223-2301