この度、龍谷大学では事務職員共同研修企画「龍谷未来塾2024」の取り組みの一環として、公開講演会を開催することにいたしました。
　少子化の進行によって、とてつもない高等教育の危機を迎えた現状と、国の文教政策も本腰を入れて大学淘汰への対応に乗り出した状況を踏まえ、
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「危機を正しく認識し、私たちはどう生きるか？」
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という問いを立て、公開講演会のカタチで考察していきます。

　今後、本年12月末までの間に、４回シリーズで有識者を本学へ招聘、高等教育の将来を展望していきたいと考えています。
本研修会の主な対象は「龍谷大学の事務職員向け」に位置付けていますが、本学教員を含め、広く学内外へ公開していく予定です。
混迷を深める大学淘汰の時代、私たちはどう生きるか？
参加いただいた皆さまとともに考え、高等教育の「明日」に、希望を見出していくことができれば、と考えています。

　つきましては、以下のとおりご案内いたしますので、広くお申込みいただければ幸いに存じます。
　皆さまのご参加をお待ちしています。
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　　龍谷大学事務職員共同研修企画 龍谷未来塾2024 公開講演会
「高等教育の展望 − 危機を正しく理解し、私たちはどう生きるか？−」

　現在、少子化は政府の予測を上回る規模で進行し、これが緩和する見通しの無い中で、我が国はあらゆる面で危機的状況を迎えようとしています。
　この事実は18年後に大学が直面する「激震」を意味しており、政府は留学生の受け入れや社会人教育へのシフトなど、我が国の高等教育の構造そのものを変えようと企図しています。しかし、それらは「18歳人口」を簡単に代替できるものではなく、また、学生納付金に収入の多くを依存している私立大学の場合、個々の大学それぞれの持続可能性をたちまち担保し得るものとは成り難いのではないか、と思われます。

　こうした状況を改善すべく、窮余の策を検討してきた中央教育審議会「高等教育の在り方に関する特別部会」は先般、8月8日、これまでの検討結果を「急速な少子化が進行する中での将来社会を見据えた高等教育の在り方について（中間まとめ）」として公表しました。
　ここでは、規模政策の面において、法人間の再編・統合や縮小・撤退をも促していく方針であることが述べられており、いよいよ政策誘導を伴う「大学淘汰」が現実のものになろうとしています。

　外部環境の変化は、本学にとっても他人事ではなく、やがてはその激震に見舞われることになります。しかし、その悲観的な未来に浮足立つことなく、冷静に環境の変化を見定めることで、そこを生き抜くための方策も見えてくると考えます。
　我々、龍谷大学の事務職員有志による共同研修企画「龍谷未来塾2024」では、特別部会の「中間まとめ」に至った背景や論点等について、
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① 行政（文部科学省（事務局））から捉えた視点
② 議論を中心的に担っている立場（高等教育のあり方に関する特別部会）の
　 視点
③ 高等教育全体を俯瞰的に捉えた（大学分科会）の視点
④ 政策立案を担う大学職員の視点
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の4つの切り口に分けて有識者を招聘し、ご講演やパネルを通じて高等教育の行く末を展望する、このことを通じて「私たちはどう生きるか？」を考察することとしました。

　ついては、龍谷未来塾2024、第１回目の公開講演会を下記の概要で開催いたしますので、皆様のお申し込み、ご参加をお待ちしています。

　　　　　　　　　　　　　　　　記

１．＜第１回公開講演会＞高等教育の展望ー①
（01）考察の観点：行政から捉えた高等教育政策

（02）開催形式：ご講演＋質疑応答

（03）開催日時：2024年10月25日（金）17:30～19:00

（04）開催方法：対面開催（一部、Zoom配信を予定）

（05）定 員：（対面）150名 （オンライン）100名
　　　※学内外を問わず、申込は対面参加を優先いたします

（06）参加対象：大学関係者・一般

（07）講 師：文部科学省 高等教育局 高等教育企画課
　　　 　　　高等教育政策室・室長 高見 英樹 様

（08）会　　場：龍谷大学 深草キャンパス 22号館203教室
　　（キャンパスマップ）
　　 　https://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/fukakusa.html

（09）参 加 費：無料

（10）申込期間：2024年9月30日（月）～10月21日（月）

（11）申 込 先：https://forms.office.com/r/7LVtLAVF7c?origin=lprLink
　　　  ※ 期日にかかわらず、定員に達し次第、締め切る場合があります。

２．事務局（問い合わせ先）：
　　龍谷未来塾2024（龍谷大学 事務職員 共同研修グループ）
　　 e-mail： ryu-mirai@ad.ryukoku.ac.jp
　 （代表）入試部　岡田 雄介氏　（窓口）REC京都　原田 正誓氏

３．後援：龍谷大学 総務部人事課

４．備考：「龍谷未来塾とは？」
　龍谷未来塾とは、龍谷大学の事務職員有志による自主的な共同研修企画グループで、本年度は管理職と一般職を合わせて16名で構成しています。
　特に、次世代を担う人材の育成を主な目的として、俯瞰的視座と本質を見抜く力、大学の改革や運営を牽引する職員力の育成、批判的思考力の涵養等を目的に、様々な観点から自己研鑽ベースの研修活動に取り組んでいきます。
　同時に、そこで学び得た知見を、広く学内外に共有し、高等教育の発展、とりわけ事務職員（大学職員）の資質向上に貢献することをめざした活動を展開していきます。

＜参考＞
　以下、2回目以降の講演会は、後日に改めてご案内します
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＜第２回公開講演会＞高等教育の展望ー②
（1）考察の観点：議論を中心的に担っている立場（特別部会）の視点
（2）開催時期：2024年11月中旬を予定
（3）講　　師：リクルート進学総研　所長
　　　　　　　 カレッジマネジメント編集長　小林 浩　様
　※２部構成とし、第２部でカレッジマネジメントNo.240号の特集の一つ「大学職員の企画力」をテーマとしたパネルディスカッションを開催いたします。
　ここでは、令和5年4月の大学設置基準改正を踏まえ、教職協働の観点から、小林様に加えて、本学副学長や総務局長も登壇予定です。

＜第３回公開講演会＞高等教育の展望ー③
（1）考察の観点：高等教育全体を俯瞰的に捉えた（大学分科会）の視点
（2）開催時期：2024年11月末を予定
（3）講　　師：中央教育審議会　大学分科会・副分科会長
　　　　　　　 関西学院大学　前学長　村田 治　先生

＜第４回公開講演会＞高等教育の展望ー④
（1）考察の観点：政策立案を担う大学職員の視点
（2）開催時期：2024年12月後半を予定
（3）講　　師：東洋大学　事務局長　笠原 喜明　様
関西大学　総務局長　福田 聡　様
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　皆様からのお申し込みをお待ちしています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以 上