イベント概要
近年、SDGs、ESG、グリーン政策、脱炭素など、未来にむけた環境への取り組みが国内外で活発になってきました。市民活動をはじめ、企業、政策の観点から、今、求められている社会変革について対話することを目的としてグリーン社会とソーシャル・イノベーションに関する研究会を実施します。今回はこのテーマのキックオフとして公開講演会を開催します。前半は、スピーカーの発表から政策、企業、社会起業の論点整理を行います。
備考
日 時:2021年3月2日(火)14時00分~16時30分
場所:オンライン形式 (Zoom/要事前申込み)
◎申込フォームからお申し込みください。お申し込み頂いた方に、Zoomアドレスをお知らせします。
参加費: 無料
登壇者:
服部 崇(はっとり たかし)氏(京都大学経済研究所先端政策分析研究センター特定教授)
東京大学教養学部卒業。1991年に通商産業省(当時)に入省。国際エネルギー機関(IEA)環境・気候変動ユニット長、経済産業省経済連携交渉官等を経て、2018年に京都大学経済研究所先端政策分析センター特定准教授に着任。2020年10月より現職。ハーバード大学ケネディ行政大学院修士
(公共政策)東京工業大学博士(学術)。著書に『文明と国際経済の地平』(共著、東洋経済新報社)など。
"Japanese Foreign Policies on Global Climate Change: From Kyoto to Paris," in
M. McCarthy, ed. Routledge Handbook of Japanese Foreign Policy. Abingdon: Routledge (2018).
金田 晃一(かねだこういち)氏(株式会社 NTT データ 総務部 サステナビリティ担当 シニア・スペシャリスト)
1987年慶應義塾大経済学部卒業、1993年レディング大学大学院修士課程(多国籍企業論)修了。ソニー渉外部通商政策課、在日米国大使館経済部通商政策担当、ブルームバーグテレビジョンのアナウンサーを経て、1999年よりソニー(再入社)、大和証券グループ本社、武田薬品工業、ANA ホールティングス、NTT データの5社にて CSR/ESG 経営の推進に取組み、約40の NGO/NPO との協働プログラムを立ち上げる。国際協力NGOセンター(JANIC)理事、広告電通賞 SDGs 特別賞の審査委員長を務める。
金田(2020)「SDGs 時代の10タイプ・イノベーション・フレームワーク――社会価値創出のためのESG 経営モデル」、東京財団政策研究所『CSR白書2020――ソーシャル・イノベーションを通じた社会的課題の解決に向けて』
船橋 慶延(ふなはし・よしのぶ)氏(ジオファーム八幡平 代表)
大阪市出身。1982年生まれ。5歳で始めた子供歌舞伎で小学生時代はお稽古三昧。高校で乗馬と出会い、学生時代馬術(障害飛越)に熱中し、五輪出場を目指してきた。卒業後は北海道などで競走馬の育成に携わる。東日本大震災を機に「引退した馬がゆっくり余生を過ごせる場所をつくりたい」と2012年に岩手県八幡平市に移住。2015年に「ジオファーム八幡平」を設立し、馬の堆肥を使う事が伝統的な栽培方法であるマッシュルームや馬ふん堆肥の生産を通じて、引退競走馬と人との持続可能な仕組みづくりを推進中。
プログラム(予定)
14:00 前半/挨拶、趣旨説明、登壇者紹介
14:15
講演1「グリーン社会におけるエネルギー政策とは?」(服部崇)
講演2「ソーシャル・イノベーション経営-社会価値創出に向けた戦略的取り組み-」(金田晃一)
講演3「馬と人との持続可能な仕組み:ジオファーム・八幡平、地熱資源の活用と地域循環型農業」(船橋慶延)
15:20 休憩
15:30 後半/討論
(服部崇/金田晃一/船橋慶延/人文科学研究所第20期第5部門研究 研究員/進行:服部篤子)
16:15 クロージング
16:30 終了
協力 日本ソーシャル・イノベーション学会
企画 同志社大学総合政策科学研究科ソーシャル・イノベーションコース ミツバチラボ(服部研究室)