京都産業大学では、7月31日（土）に、「ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI」という事業による、高校生向けのプログラムを実施します。このプログラムは、日本学術振興会（学術の振興を図ることを目的とする我が国唯一の独立した資金配分機関）が、科学研究費助成事業の支援により生まれた研究成果の社会還元や普及推進を目的に行うものです。

私たちの身体は約30兆個もの細胞から構成されています。それぞれの細胞の中では、私たちを作るための“最重要部品”であるタンパク質を作っています。すべてのタンパク質が正しく完成するわけではなく、時には不良品が作られてしまいます。不良タンパク質は、うまく機能しないだけではなく、それ自体が細胞の中で毒となってしまうことがあります。この不良タンパク質が原因で、アルツハイマー病、糖尿病そして癌など様々な病気になってしまうこともあるのです。細胞には、これら不良タンパク質を生み出さない工夫や、もし不良品が出来ても適切に処分する巧妙なシステムが存在します。

今回の実験では、微生物から蛍光タンパク質を抽出し、タンパク質がどのような環境で壊されるのかを観察します。タンパク質が壊れやすいことを実感し、実際の細胞の中では、病気にならないように巧みな戦略でタンパク質が正常に維持されていることを理解しましょう。
加えて、キャンパスツアーも企画しており、大学や研究室の雰囲気を体験してください。

最先端の研究に興味と関心のある高校生の皆さんのご参加をお待ちしております。

・開催日時：2021年7月31日（土） 10:00～16:40
・講師：潮田 亮（うしおだ　りょう）生命科学部 准教授
・募集人数：20名
※当プログラムは定員（20名）を超えた場合は申込締切日後に抽選を行います。抽選結果は7月23日（金）までにメールにて全員にご連絡します。
・申込方法：日本学術振興会のホームページにアクセスのうえお申込みください。
・応募締切：令和3年7月16日（金）
・備考：当日は筆記用具、昼食・飲み物をご持参ください。

・お問い合わせ先：京都産業大学 生命科学部事務室
　　　　　　　　　〒603-8555　京都市北区上賀茂本山
　　　　　　　　　Tel.075-705-1466　Fax.075-705-1914
　　　　　　　　　生命科学部事務室 窓口取扱時間
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