【立命館大学】西岡晋『日本型福祉国家再編の言説政治と官僚制』 (ナカニシヤ出版、2021年) オンライン合評会
- 研究
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イベント概要
日本型福祉国家の再編はどのような特徴を有し、それはどのような政治過程を経て実現したのか。これらの問いは、社会諸科学で上記の点に取り組む研究者にとって重要なだけでなく、今後のより良い生活保障を構想し、実現していく際の手がかりを提供する点で、現代日本社会に生きるすべての人びとにとって重要なものである。
『日本型福祉国家再編の言説政治と官僚制』(ナカニシヤ出版、2021年)において、西岡氏は、「言説政治論」という理論的視角から、日本の家族政策が少子化対策に収斂していく政治過程を、一次資料に基づき丁寧かつ活き活きと描いている。合評会では、西岡氏から新著の概要をご紹介いただいた上で、社会政策の比較ジェンダー分析を専門とする大沢氏と、政治学を専門とする堀江氏からコメントをいただき、ディスカッションを行う。
本企画が、日本の福祉国家の特徴およびその動態や力学を理解し、今後のより良い生活保障のあり方を検討する機会となれば幸いである。【開催日時】
2021年9月24日(金)13:00~16:00【テーマ】
西岡晋『日本型福祉国家再編の言説政治と官僚制』(ナカニシヤ出版、2021年) オンライン合評会【発表者】
《報告者》西岡晋氏(東北大学大学院法学研究科・教授)
《討論者》大沢真理氏(東京大学社会科学研究所・名誉教授)
堀江孝司氏(東京都立大学大学院人文科学研究科・教授)
《司 会》加藤雅俊氏(立命館大学産業社会学部・准教授)【申込】
事前登録制(参加をご希望の方は、9月21日(火)の17時までに、以下のリンク先からお申し込みください。合評会前日までに、Zoomのミーティングルームのリンク先を送付します)
https://forms.office.com/r/WxV3q4PTfn【共催】
・科学研究費・基盤研究(A)「財政再建国家化による政治変容の国際比較-民主的サブシステムの連続性と多様性」(研究代表者:横田正顕)
・科学研究費・基盤研究(A)「「資本主義と民主主義の両立(不)可能性」の政治理論的研究」(研究代表者:田村哲樹)
・科学研究費・基盤研究(B)「多様化する社会における福祉体制の動態-日韓台比較研究を通した理論開発」(研究代表者:松田亮三)
・科学研究費・基盤研究(C)「公教育と社会活動を通じた政治統合の日加豪3ヵ国比較研究-流動化する時代の政策対応」(研究代表者:加茂利男)
・立命館大学人文科学研究所 重点研究プログラム 「グローバル化とアジアの地域」 -
開催日2021 / 9 / 24 / 金
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イベントWebサイト
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会場オンライン(Zoom)
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参加対象どなたでもお申込みいただけます。
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主催科学研究費・基盤研究(B)「「家族主義レジーム」の変容に関する国際比較研究-家族政策の多様化とその因果的背景」(研究代表者:加藤雅俊)
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添付資料