第4分科会
「発達障がいの大学生への支援の現状と今後の可能性」
発達障がいのある学生は間違いなく増えている。この発達障がいという分類の大枠は,ASD(自閉スペクトラム症),ADHD(注意欠如・多動症),SLD(限局性学習症)のカテゴリーの総称であるが、この分野は、長い間検討されてきた割に医療的にも医学的にも端緒についたばかりである。さらに、近年では発達障がいの概念の拡大とともに医学的視点のウェイトも下がり、生活機能上の支障という条件も変化しつつある。大学保健においても発達障がい者の支援が叫ばれてはいるが、当然基礎的知識無くしては本当の意味の支援とはならない。本分科会では、精神科医でもある龍谷大学の須賀先生を中心に、様々な立場の方々からご意見を伺って、発達障がい学生に対する大学での支援のあり方を皆さんに理解していただける場としたい。
- コーディネーター
- 市川 寛 氏(同志社大学 生命医科学部 教授)
- 須賀 英道 氏(龍谷大学短期大学部 社会福祉学科 教授)
- 報告者
- 広野 ゆい 氏(NPO法人DDAC(発達障害をもつ大人の会) 代表)
- 上床 輝久 氏(京都教育大学 保健管理センター 教授)
- 古川 直子 氏(親の会はぐくみ 会員)
- 加藤 郁子 氏(滋賀県立精神医療センター 地域生活支援部 主幹(兼)医療連携係長)
- 渡部 良子氏(滋賀県立精神医療センター 地域生活支援部 社会復帰支援係長)
- 窪 貴志 氏(株式会社エンカレッジ 代表取締役)
当日の構成
- 10:00挨拶
市川 寛 氏 - 10:05趣旨説明 「発達障がいの学生への支援の現状と今後の可能性」
須賀 英道 氏 - 10:10講演1.「当事者の視点から」
広野 ゆい 氏 - 10:30講演2.「親の視点から」
古川 直子 氏 - 10:50講演3.「医療介入の視点から」
加藤 郁子 氏 - 11:10講演4.「医療介入の視点から」
上床 輝久 氏 - 11:30講演5.「就労支援の視点から」
窪 貴志 氏 - 11:50講演6.「発達障がい者の今後の可能性について」
須賀 英道 氏 - 12:10質疑応答
- 12:30終了