佛教大学「オープンラーニングセンター(O.L.C.)」のご紹介
こんにちは。教まちや事務局です。
今回は、佛教大学の「オープンラーニングセンター」についてご紹介いただきました。
佛教大学では、1984年開設以来、多岐にわたる領域の講座を開講し、幅広い年齢層の方々に学ぶ機会を提供してきた「佛教大学四条センター」の機能を、紫野キャンパスに移転し、2021年4月から「オープンラーニングセンター」を開設、ICTを活用した講座の提供を開始されています。
ポストコロナ時代を見据えた生涯学習事業として、幅広く「学び」を提供されている取り組みを、是非ご覧ください。
■対面とオンラインを融合させた新たな「学び」の提供
佛教大学オープンラーニングセンターは2021年4月、前身の四条センターより生まれ変わり、大学のキャンパスがある「京都・紫野」を拠点とし、新たに歩み始めました。四条センターは、1984年に四条烏丸に開設して以来、幅広い分野の講座を開講し、たくさんの方々へ学びの機会を提供してまいりました。
オープンラーニングセンターは対面とオンラインを融合させた「ハイフレックス型」での講座提供を行うことで、今までは会場が遠くて受講できなかった方にも、ご自宅やお好きな場所から受講していただけます。お申込みいただいた講座は、講座終了後に約1か月間の見逃し配信を行っていますので、リアルタイムで受講できなかった方や、講座の復習にもご活用いただけます。また、講義動画を視聴して学ぶ、オンデマンド講座の展開も行っています。
いつでも、誰でも、どこからでも、あなたの「学び」の扉を開きます。
■佛教大学ならではの幅広い「学び」
オープンラーニングセンターでは、これまで開講してきた佛教大学の真骨頂である「仏教を極める」ための講座や歴史・民俗・文化・芸術における「教養を深める」講座など心を豊かにする教養講座はそのままに、現代社会にスポットを当てた時流を捉えた講座や実学的な知識を身につける講座などを新たに増やし、さらに充実した講座ラインナップをご用意しています。
オンライン講座を提供できるようになったことで、みなさまの多様な学習ニーズと「知りたい」「学びたい」という「人間」だけが有する知的好奇心にもっと応えられるよう、スタッフ一同全力で努めてまいります。
これまで同様、本学における研究・教育成果の社会的還元に力を入れつつ、現代的な新たな課題に適応できるテーマの検討も重ねてまいります。
■佛教大学教員に加え、各分野で活躍する著名人が講師を担当
オープンラーニングセンターの講座は、佛教大学に所属する教員だけでなく、国内外の幅広い分野で活躍する豪華な講師陣による、オープンラーニングセンターのための特別なテーマの講演ですので、ここでしか知ること・見ることができない充実した講座内容となっています。
佛教大学の教員は39名、その他様々な分野で活躍する外部講師は41名と、数多くの講師が講座を担当しています。
今年度から新たに加えたカテゴリー「学部提供講座」は、佛教大学全7学部の教員が、テーマに沿って大学の「知」を提供しています。各教員の研究に関して知ることができるこの講座で、佛教大学の学生になった気分を味わえます。
2021年の10月には、解剖学者で東京大学名誉教授である養老孟司先生を京都新聞総合研究所提携講座「アートサロン」の講師としてお迎えし、ご講演いただきました。
■O.L.C.ホール「妙響庵」 名前の由来
オープンラーニングセンター講座の講義室かつ同時にオンライン配信を行うホールは、「妙響庵」と名付けられました。名前の由来は次の通りです。
「妙響(みょうこう)」とは、浄土宗の所依の経典である『無量寿経』の中で用いられている言葉であり、阿弥陀如来が発する声の特徴を示すものである。『無量寿経』では、如来の声には八種類の優れた特徴があるとされ、それを「八音暢妙響(はっとんちょうみょうこう)」と表現している。覚りの境地に到達している如来の声は、言葉の内容だけでなく、その音色も尊いものであり、その声は極めて遠く離れた人々にもしっかり届くものであることなどを表している。阿弥陀如来の発する声が、世界中の救いを求めるあらゆる人々に届くものであるのと同様に、ここO.L.C.のホールから佛教大学が発信する学問成果やさまざまな情報が、学びの機会を求める人々の「学び」の扉を開くものとなり、その内容を通して佛教大学が有する知的資源が、多くの人々によって共有されていくことを願って、本ホールの名称としている。
ここで開講される講座を通じて、佛教大学が持っている様々な智慧と知識が多くの皆さまに「響き」ますように、そして多くの皆さまに共有されますように。そんな願いが込められています。