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祇​園​祭​は​学​び​の​フ​ィ​ー​ル​ド​①

2014 / 7 / 17 / 木

■祇園祭
こんにちは。教まちや事務局です。
「ブログ形式で大学コンソーシアム京都や加盟校の取り組みなどを紹介したいと思います。」と、お知らせすること数か月・・・このたび、ようやくブログ始動となりました。
ブログ第1弾となる今回のテーマは・・・
7月の京都と言えば「祇園祭」。
およそ1,100年前、日本各地に疫病が流行したとき、当時の国の数にちなんで66本の鉾を立て、祇園の神を祀り、災厄の除去を祈ったことに始まります。
今年は49年ぶりに山鉾巡行が2日間(前祭・後祭)開催され、合計33基の鉾が巡行します。
そこで事務局では、祇園祭に京都の大学や学生がどのように関わっているのか取材に行ってみることにしました。
この日は、5つの鉾の「曳き初め(ひきぞめ)」が行われます。
「曳き初め」とは巡行の際に鉾がきちんと動くか確認を行うもので、一般の方も参加することができます。

■函谷鉾
四条烏丸の西、「函谷鉾(かんこぼこ)」があります。
中国の孟嘗君(もうしょうくん)という人物が函谷関で家来に鶏の鳴声をまねさせて関門を開かせ難を逃れたという故事に由来します。


売り子さんが、祇園祭の名物のひとつ「粽(ちまき)」を売っていました。
粽と言っても食べるものではなく、京都の町中でよく玄関先につるしている笹の葉で作られた厄除け・災難除けのお守りです。

よく見ると、売り子さんたち名札を付けています。名札には大学名も入っています。

京都産業大学の学生さんでした。
文化学部の「京都文化フィールド演習」として、
函谷鉾の保存会と連携し祇園祭の準備や観光客の対応などをしているそうです。

■船鉾
新町通りを南へ行くと、鉾建ての真最中の「船鉾(ふねぼこ)」です。
日本書紀の神功皇后の新羅出船に由来します。
神功皇后は、懐妊中でありながら兵を指揮し勝利したことから安産の神様として信仰されています。


船鉾は取材翌日が曳き初めだったので、まだこのような状態でした。
後日、こちらが完成後の姿。

ここで安全のため歩行者誘導をしている若者の姿を発見しました。彼女たちも名札を付けています。

立命館大学の学生さんでした。
学内でアルバイト募集をしていたので、応募したそうです。
この日の気温は33度。日差しが強くて大変そうです。

■鶏鉾
時間は午後2時。「鶏鉾(にわとりぼこ)」の曳き初めがそろそろ始まります。
中国五帝の一人、堯(ぎょう)の時代に天下がおだやかに治まっていたため訴訟用の太鼓も用がなくなり、苔が生え、鶏が巣を作ったという故事に由来します。




この鶏鉾の近くに池坊短期大学があります。
池坊短期大学では祇園祭協賛イベントとして「花きらきら」を行っています。
そのイベントの一つとしてこの日は鶏鉾曳き初めに学生さんたちが浴衣姿で参加をするそうです。
学生さんたちの姿はまだ見えません。
実はその頃・・・

写真撮影を行っていました。
お話によると、1回生の学生さんたちだそうです。
今回撮影した写真は卒業アルバム用のものだそうです。
みなさんきれいに着付けをされていました。
そして撮影が終わり、学生さんたちが移動を始めました。

教まちやブログ、第1回目はここまで。
次回も引き続き、祇園祭に関わる大学、学生の活動をご紹介します。





 

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