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大​学​コ​ン​ソ​ー​シ​ア​ム​京​都​:​S​D​事​業​「​S​D​ゼ​ミ​ナ​ー​ル​」​修​了​生​の​声​

2017 / 3 / 2 / 木

■SDゼミナールとは
こんにちは。教まちや事務局です。
今回の教まちやNewsでは、大学コンソーシアム京都がSD事業のひとつとして行っている「SDゼミナール」についてご紹介します。
SDとは、「Staff Development」の略称で、大学職員の職能開発を意味し、主として大学職員を対象とした研修を実施しています。現代において、大学職員の職能開発や育成は最早不可欠なものとなっており、2017年4月1日より、法令改正に伴い、SDが義務化されます。これにより、各大学ではSDの実施が今以上に求められることとなります。
大学コンソーシアム京都では、2015年に、次世代のプロフェッショナルな大学職員の育成を目的として「SDゼミナール」を開講しました。6月から毎週土曜日の連続開講形態で、各講師をお招きして大学制度の歴史、組織、高大連携などをテーマとする講義、さらには坐禅研修も実施しています。9月には公開プレゼンテーションを行い、10月には修了レポートを提出していただく、実に数ヶ月間に渡る研修となっています。
http://www.consortium.or.jp/project/sd/administrator

2017年で3年目を迎えますが、過去2年間の実施で50名の修了生を輩出しています。今回は、SDゼミナール修了生の1人である秋田隼一氏(大谷大学 学生支援部教務課/2016年度修了生)にインタビューを行いました。秋田氏は、インタビューを通じて、SDゼミナールを受講したことにより「学ぶことへの抵抗が小さくなった」と話しました。以下、その内容です。

■SDゼミナールの受講を通じて
事務局:SDゼミナールを受講しようと思ったきっかけは何ですか。
秋田氏:大学から声を掛けていただいたのがきっかけですが、折角の機会だと思い受講しました。今後の大学職員人生をどう歩んでいくのか、あらためて考えるよい機会となり、受講を終えた今、受講してよかったと心から思っています。
事務局:SDゼミナールの講義で印象に残っている講義はありますか。
秋田氏:各講義とも異なるテーマ、またテーマが多岐に渡っていたため、自分の業務以外の分野も幅広く学べた点がとても良かったです。中でも、山﨑そのさん(京都外国語大学)や村山孝道さん(京都文教大学)のお二人は、自分と同じ現役大学職員でありながら講師を務めておられ、学び続ける大学職員のモデルケースとして、大きな刺激を受けました。
事務局:SDゼミナールの受講と仕事や家庭とのバランスはどうでしたか。
秋田氏:毎週土曜日に開講することを知った上で受講しましたが、事前課題もあり、慣れるまでは少し苦労しました。「仕事・家庭・学び」の3つのバランスをとることの難しさはありましたが、学ぶことの楽しさを体感できました。SDゼミナールの受講を終えてからも、科目等履修生制度を利用して学びに行くなど、継続して学習することを心掛けています。SDゼミナールの受講をとおして、自分の中で、働きながら学ぶことへの抵抗は小さくなりました。


事務局:学ぶことへの抵抗が小さくなったというのはどういう意味ですか。
秋田氏:毎週土曜日の講義受講、事前課題への取り組み、並行して公開プレゼンテーションの準備、修了レポートの作成と、これまで自分が受けてきた研修やセミナーに比べて、重い負荷がかかりましたが、やり遂げられたことにより、「仕事・家庭・学び」のバランスをとることに自信を得られました。
また、修了レポートを書き終えたことが、学びへの自信に繋がりました。普段の仕事の中で報告書や会議資料の作成は、簡潔に書くことが求められるため、1ページ1200字で6ページ以上10ページ以内の修了レポートを仕上げることは大変でしたが、普段使わない脳内筋肉をトレーニングできたと思います。これらの経験をとおして、学びへの意識は確実に変わりました。
事務局:SDゼミナールは他大学の職員と一緒に受講しますが、その方々との関係はどうでしたか。
秋田氏:講義終了後、毎回懇親会を行ったこともあり、研修内・外で良好な関係を築けたと思います。SDゼミナールに関することだけでなく、仕事に関わる情報共有や意見交換もでき、交流から得るものも多かったです。自分の大学では当然だったことが、他大学では別の方法で行われているなど、新たな発見もありました。大学職員は部署や業務内容によって外との交流が少ないですが、SDゼミナールのおかげで大学職員の繋がりは広がりました。

事務局:ありがとうございます。最後にSDゼミナールの受講を考えている大学職員に対してメッセージをお願いします。
秋田氏:私は働く中で、「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という言葉を大切にしています。SDゼミナールは、まさに大学職員として成長できる機会です。自分を成長させたいと思っている方は是非、SDゼミナールを受講してください。
2017年度のSDゼミナールは3月上旬に募集開始を予定しております。興味、関心のある方は、是非、ご検討ください。

秋田隼一さん、ありがとうございました!

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