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「​加​盟​校​レ​ポ​ー​ト​」​2​2​ ​京​都​外​国​語​大​学​「​国​際​文​化​資​料​館​」

2018 / 1 / 24 / 水
京​都​外​国​語​大​学

■はじめに

   

   

こんにちは。教まちや事務局です。

 

今回は、大学コンソーシアム京都FD企画研究委員の先生に加盟校の活動をご紹介いただく「加盟校レポート」シリーズです。

22回目となる今回は、京都外国語大学外国語学部の岡本信照先生より、「国際文化資料館」について、ご紹介いただきました。

 

 

京都外国語大学の国際文化資料館。1991年に開館し、主に中南米、イスラムの収蔵品を展示しており、世界各地の民族文化について調査研究し、広く大学内外に情報を発信しています。また、学芸員課程履修生の学習の場としても利用されています。

 

           

 

 

今回は、館長の南博史先生に国際文化資料館の魅力を語っていただきました。

ちなみに、入口にある古代マヤ文明パレンケ遺跡の神殿ピラミッドに浮彫されたレリーフのレプリカ。現在は形取りが禁止されているため、この形でのレリーフは大変貴重なものだそうです。

 

それでは、南館長よろしくお願いいたします!!

■収蔵品の特徴

国際文化資料館の特徴として、ラテンアメリカ(メキシコ、ブラジル)やイスラムの収蔵品、メキシコで活躍された現代美術作家トビタ忍氏の作品を収蔵していることが挙げられます。収蔵品にはレプリカも多いので、レプリカを活かした展示も意識しており、視覚障がいの方も鑑賞できるよう、点字の解説をつけたレプリカもあります。収蔵品は約2,000点と多くはありませんが、様々な国・地域の多種多様なものがあり、幅広い収蔵品を年間通じて展示しています。  

     

■学芸員課程と国際文化資料館の関係について

本学では、1年生から4年生まで年間3040人の学生が博物館学芸員課程を履修しており、授業の場としても国際文化資料館を活用しています。また、毎年、履修生が企画から実施まで行う修了展を開催しており、今年は1216日(土)からの動物をテーマにした修了展開催に向けて準備をしています。文部科学省も、学芸員の資格取得に当たっては、大学内に実習できる施設を設置するようにと指導していますので、本学ではその充実に努めています。また、学芸員の資格取得と連動し、国内外の外部連携活動を通して国際性豊かな学芸員の育成にも貢献しています。

       

■外部連携活動について

国際文化資料館が行っている外部との連携活動として、国際交流活動の「プロジェクトマティグアス(ニカラグア共和国マタガルパ県)」が挙げられます。今年で4年目になりますが、考古学の成果を博物館的手法によって地域に還元する。地域をミュージアムと見立てて博物館活動を行うことで、地域の課題を解決し持続可能な地域社会を目指す。その方法を具体的なモデルを提示して明らかにしています。その他、国内でも活動を行っており、過疎地域の課題解決を目的とした「越前町フィールドミュージアム活動」や京都市内のコミュニティに参画した「京のまちなかまちづくり活動」、社寺の建築・修理・保存に関わっている「文友会」との連携活動、さらには、京都市内の14大学にある14の大学ミュージアムが連携して行う「京都・大学ミュージアム連携」にも参加しており、積極的に外部連携活動を行っています。

■これまでの取組と、今後の展望

   

私が国際文化資料館の館長に就任する2011年以前は、年間を通じて展覧会は年23回程度と少なかったのですが、就任後、まずは展覧会の回数を増やし、多くの人に興味・関心を持ってもらうようにしました。

 

そのおかげで年間800人程度の来館者数が、現在では年間2,000人を超える方々に来館いただいています。今後も来館者数を増やしていきたいと思っています。

 

また、日本では国際的な学芸員はまだまだ少なく、世界で活躍する学芸員の育成は喫緊の課題です。京都外国語大学であれば、その課題の解決に貢献できると考えておりますので、国際的な学芸員の育成に注力していきたいです。

 

今後の国際文化資料館についてですが、国際文化資料館は開館後、長年かけて収蔵品を増やしてきましたので、収蔵スペースに余裕がなくなってきており、保管場所の確保が難しくなってきました。また、展示するスペースも10号館の4階ワンフロアのみと限られており、大規模な展示会ができないのが現状です。現在、設備の見直しの段階に入っており、将来的には、国際文化資料館の規模を「博物館」レベルに拡大したいと考えております。そのためには、学生・教職員の方々の応援が不可欠ですので、一歩ずつ理解を得ながら発展できればと考えています。

 

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南館長、ありがとうございました。

 

南館長のお話では、学芸員は海外の博物館や学芸員とのやり取りの頻度が高いため、語学力を含めたグローバルな人材が求められているそうですが、実際は国際的な感覚を身につけた学芸員は多くはないそうです。そのような中で、外国語を専攻している京都外国語大学の学生は、学芸員にうってつけの存在なのだということを話されていたのが印象的でした。

 

なお、学芸員課程履修生による修了展は1216日から120日まで開催されていますので、興味のある方、お近くにお立ち寄りの方は是非、来館してみてください。

   

公開時間は10001700、休館日は日曜日・祝日で、入館は無料です!

 

以上、「加盟校レポート」京都外国語大学編をお送りしました。

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