トップページ ニュース 「​加​盟​校​レ​ポ​ー​ト​」​2​3​ ​平​安​女​学​院​大​学​・​平​安​女​学​院​大​学​短​期​大​学​部​「​ク​リ​ス​マ​ス​・​カ​ン​タ​ー​タ​」

「​加​盟​校​レ​ポ​ー​ト​」​2​3​ ​平​安​女​学​院​大​学​・​平​安​女​学​院​大​学​短​期​大​学​部​「​ク​リ​ス​マ​ス​・​カ​ン​タ​ー​タ​」

2018 / 1 / 24 / 水
平​安​女​学​院​大​学​

■はじめに
こんにちは。教まちや事務局です。
大学コンソーシアム京都FD企画研究委員の先生に加盟校の活動をご紹介いただく「加盟校レポート」シリーズです。
23回目となる今回は、平安女学院大学短期大学部の森希理恵先生より、「クリスマス・カンタータ」について、ご紹介いただきました。
カンタータとは、器楽伴奏に伴う独唱・重唱・合唱からなる叙情的声楽曲を意味します。

平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部では、カンタータと舞台で演じる聖劇と合わせて「クリスマス・カンタータ」といい、長年、クリスマスを祝う伝統行事として開催しています。
今年は1217日(日)の開催でしたが、オーケストラ、聖歌隊、キャストとして参加する学生や教職員は、本番直前まで予行演習を行っていました。 

■準備と参加者
練習は秋学期の9月から開始します。自主練習は各自行っていますが、全体を通しての練習は今回の本番当日も含めて2回と、合わせる時間が限られていますが、学生、教職員が一丸となって取り組んでいます。
学生については、1年次生は大学・短期大学関係なく、クリスマス・カンタータの出席が義務づけられており、聖歌隊やハンドベル・オーケストラとして参加します。2年次生以上は、聖劇のキャストとして参加することができ、希望するキャストに応募し、運営側でキャストの割り振りを行っています。マリアや羊飼い、天使、博士などに扮した学生の衣装は、修繕しながら代々使い続けられているそうです。見事な独唱を披露していた3名のソリストも、自ら立候補し、音楽担当の先生によるオーディションで選ばれた精鋭です。
大学の近隣の方や学生の保護者など、150200人程がクリスマス・カンタータを鑑賞されます。長年続けているため、高槻キャンパスの近隣の方の中には「毎年楽しみにしている」といった人もいます。

■本番の様子
1530分、会場にも多くの人が入場し、厳かな雰囲気の中、本番が始まりました。
第一部は、ハンドベルの演奏の後、ヨハン・セバスチャン・バッハの「目覚めよと呼ぶ者の声あり」の演奏に合わせて、キャストが入場し、聖書に記されているイエス・キリストの誕生物語が、聖歌と演劇で綴られます。最後にキャンドルサービスがあり、参加者の手元のロウソクに火が灯りました。
その後、第二部では、チャプレン(平安女学院大学付きの牧師)によるクリスマスメッセージ、附属幼稚園の園児と聖歌隊によるクリスマスキャロル演奏、聖歌、祈りへと進みました。

■クリスマス献金と平和への願い
会場出口には献金箱が設けられており、集まった献金は、毎年、子どもや女性、災害や社会のしくみの中で生きることが困難な状況にある人々に送られているそうです。
戦後50年以上続けられているという「クリスマス・カンタータ」、底冷えのする寒い中でしたが、美しい音楽と物語、人々の平和と幸せを願う思いに、心が温まる一日となりました。

以上、「加盟校レポート」平安女学院大学・平安女学院大学短期大学部編をお送りしました。

 

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