「スタッフレポート」17:佛教大学「オープンキャンパス特別企画のご紹介」
■オープンキャンパスでの来場者体験型イベント
こんにちは。教まちや事務局です。
大学コンソーシアム京都加盟校の職員の方にリレー形式でレポートをしていただく「スタッフレポート」佛教大学編です。
今回は佛教大学で2019年度に実施された、オープンキャンパスでの来場者体験型イベントについてご紹介いただきます。
オープンキャンパスは、各大学で特色や魅力を高校生に肌で感じてもらえるような様々な工夫がなされ、多種多様な催しが企画・実施されています。
佛教大学で実施された来場者体験型イベントとはどのようなものなのでしょうか。
それでは柿本さん、よろしくお願いします!
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佛教大学入学部入学課の柿本と申します。SDゼミナール(大学コンソーシアム京都主催)でお世話になった同期生にご紹介いただき、「スタッフレポート」を寄稿させていただくことになりました。よろしくお願いいたします。
今回、佛教大学からのレポートでは、オープンキャンパスでの来場者体験型イベントとして開催した、「合格!腕輪念珠作り」を紹介します。
■合格!腕輪念珠作り
オープンキャンパスのイベントといえば、「大学紹介」「学部学科別の模擬講義」「予備校講師による入試対策講座」など、主催者側が発信する「聴く」内容のイベントが多くあります。他には在学生や教員による個別相談や課外活動団体によるパフォーマンスなどもあります。
私がオープンキャンパスで試みたかったのは、参加型でかつ佛教大学オリジナルを出せないかと考えました。
本学では、宗教情操教育「仏陀庵(ぶっだあん)」の一環として手作りの腕輪念珠や写仏お守りづくりなどを学内で行っていました。このノウハウを活かし、出したアイデアが「佛教大学への合格を願い、大学内で思いを込めて念珠づくりをする」でした。受験勉強や日常生活の疲れを忘れ、心を落ちつけて、思いを込めて念珠に紐を通す。
この体験を通じて、自分を振り返る良き機会となればと思いました。
本企画は受験生本人だけでなく、保護者の方にも好評で、準備していた200名分がすべて配付され大盛況でした。
15~20分程度の作成時間で、手間がかかり過ぎず、ストレスなく取り組める時間設定が成功の要因だったのではないかと思います。また作成を学生サポーターがうまくフォローしてくれたのも大きかったと思います。来場者アンケートでは、「子どもが別イベントに参加している間に、合格への思いを込めて作りました。」(保護者) 「腕輪念珠を作りながら、学生スタッフの方に大学の様子をいろいろ質問することができた。」(高校生)「手作りの腕輪念珠を合格まで身につけます!」(高校生)などの声が寄せられ、高評価をいただくことができました。
オープンキャンパスの運営には、学生スタッフの力が本当に大きいです。来場者アンケートから、対応してくれた学生スタッフの印象がよかったことが、大学のプラスイメージの要素として働いていることが読み取れます。学生スタッフのミーティングに参加すると、「私たちは佛大の広告塔やで」、「私たちの対応が高校生の進路選択に直結しているやで」と意見を出しあう姿に触れることができます。教職員の指示を待つのではなく、主体的に考え・自ら進んで行動する学生の姿は頼もしい限りです。大学生の力は無限大です。これからもスタッフと共に作り上げる「楽しさ・発見」があるオープンキャンパスにしていきたいと思います。
いかがでしたか?お読みいただいた皆様も「腕輪念珠づくり」をやってみたくなりましたか?体験型イベントをやってよかったと思います。来場者の思いと、学生スタッフの思いが繋がり合うこと。佛教大学の建学の精神でもある、「仏教」にまつわるイベントが実施できたこと。今回の成功には学生スタッフの力が欠かせなかったことが伝わりましたでしょうか?来年度(今年度)は動画配信やSNSとの連動企画を、学生スタッフと共に展開していきたいと思っています。
佛教大学入試情報サイトFind!Web https://www.bukkyo-u.ac.jp/find/
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