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明治国際医療大学「学院創立90周年 スポーツと医療2つの未来図を目指して」(後編)

■東西医学の補完と融合をめざして

こんにちは。教まちや事務局です。

前回、明治国際医療大学「学院創立90周年 スポーツと医療2つの未来図を目指して」(前編)の続きです。

今回は明治国際医療大学について幅広くご紹介したいと思います。

 

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事務局(以下、事):学校法人明治東洋医学院としては、この2015年で学院創立90周年ということですが、2008年に明治鍼灸大学から明治国際医療大学へと名称を変更されていますよね。どのような経緯があったのでしょうか。

 

明治国際医療大学(以下、明)1978年に我が国初の鍼灸短期大学(3年制)として誕生した後、4年制大学へ改組しました。
しかし、その後鍼灸だけでなく保健医療学部柔道整復学科、看護学部も開設したのに伴い、“医療”を掲げました。

また、本学は「東洋医学」と「西洋医学」の第一線で活躍する教授陣を擁し、研究成果は世界で活発に利用されています。
国際交流を通じ国際医療人の育成にも力を注ぎ始めたため、“国際”も掲げたのです。

 

事:実際に国際交流としてどのようなプログラムを実施しているんでしょうか。

 

明:2013年からポルトガルの総合スポーツクラブ「SLベンフィカ」と相互の医療技術研鑽を目的に協定を結んで、現地でのインターンシップや研修を実施しています。
また、2015年には、本学から講師2名を派遣し、ベンフィカ所属のアスリートに対し、日本の鍼灸や柔道整復を活かしたケアを行い、知識・技術の相互交流を通じてスポーツ医学の発展に寄与するベンフィカプロジェクトがスタートしております。

 





■少人数教育や個人指導を通した、きめ細やかな学生サポート

このインタビューの後、事務局スタッフはキャンパス内を案内してもらいました。

前編でご紹介した充実のスポーツ施設や、図書館、実習室など・・・




そして、最後に案内していただいた場所は・・・




:こちらは学修支援センターですね。結構利用者で賑わっていますね。

 

明:ここでは自学自習をサポートしています。ローテーションで教員が常駐しており、質問などに答えられるようにしています。専門分野が異なる場合は、学生サポーターが仲介して先生に連絡を取るようにもしています。
また学生サポーターも成績優秀者ですので、対応できる部分は学生が対応しますし、試験勉強のコツを先輩としてアドバイスするといった場面も見かけます。

 

事:どのような利用者が多いのでしょうか。

 

明:やはり、12年生が多いですね。初年次でつまずきがちな解剖、生理といった基礎医学を復習する学生が多いです。
また鍼灸学科では3年生以上になると国家試験合格を目標とした利用者が多くなります。覚えることがたくさんあり過ぎてつまずく学生もいますので、先生に直接指導してもらっている場面をよく見かけます。

 

:学修支援センターの“支援”という言葉にマイナスのイメージを持ってしまって、利用を躊躇してしまう学生はいないのでしょうか。

 

明:センター開設時は知名度も低く、利用者がいなくて苦労しました。そこで、先生方から学生へ声掛けを行ってもらいました。
最初は1人では嫌がるだろうから、グループで利用してもらったり、講義形式で指導を行ってもらったりして、段々と敷居を下げる努力を行いました。

事務職員の広報活動だけでは利用する学生はあまり増えません。このような先生方の努力によって、徐々に学生が1人で入室できるようになり、ここに来たら学べるという認識が芽生えた、という流れで現在に至っています。

 

事:先生方にオフィスアワーを持ってもらい、疑問、質問があれば各研究室に行くという形式ではなく、このようなセンターを開設したのはなぜでしょうか。

 

明:オフィスアワーといっても、席を外されることも多いですし、学生にとっては研究室を訪問するというのは少し勇気がいると思います。
また、何が分からないか分からない学生にとっては質問するという行動が発生しないと思います。ですが、このセンターがあることによって、とりあえず友達に付いて行って、そこで先生の話を聞いたり、他の学生のやり取りを聞くだけでも気付きがあるのではないかと思います。

 

事:学修支援センター内が二つのスペースに分かれていますね。

 

明:一つが先ほどご説明した教員、学生サポーターが常駐する部屋で、もう一つが自習室です。それぞれ分かれていますが、自習室は、ガラス越しで様子が全て見えるので一定の緊張感があり、静かな学習環境なので勉強に集中できると思います。

 

事:こちらの学修支援センターで目標としていることを教えてください。

 

明:聞きやすい環境を整えることを目標に置いています。図書館と違い話ができる、ホワイトボードに書いて講義ができる、先生と学生の距離を近くして聞きやすい環境にする。といったところでしょうか。
本学は学部における専任教員一人当たりの学生数が49
(平成2651日時点)と少人数制の大学なので、学生・教員ともに顔と名前が一致しています。課題提出が遅れている、成績が芳しくない、などすぐに把握することができ、ケアすることができます。少人数制ならではですが、そのような人と人の繋がりによる教育をしていきたいですね。

■医療人としての夢や希望が広がるフィールド

明治国際大学広報推進室の安田室長と水谷さん、取材のご協力ありがとうございました。

 

明治国際医療大学を訪問して、学部学科の理念と施設の目的が一致しており、機能的だという印象を受けました。

スポーツ活動は自身の人間形成に役立ちますが、怪我でスポーツが継続できなくなる場合もあります。医療知識を持つことにより自身の管理ができる選手はさらに持っている競技力を発揮できるはずです。また、アスリートを輩出する一方で、スポーツをしない人、一線を退いた人でもスポーツに携わることができるよう、知識を備えたトレーナーを輩出する。そのような役割を担っていることを誇りに感じている印象を受けました。


そして、学修支援センターは明治国際医療大学らしさが一番感じられた場所でした。

学部学科によっては国家試験を控えているということもあるのでしょうが、利用者が多く、学習に対する意欲が伝わってきました。立ち止まっている学生がいたとしても教員、職員、時には学生同士が巻き込んで一緒に成長していく、そのような体制での教育環境ができあがっていてとても自律的だと思いました。しかし、今の姿になるまでは相当苦労されたとのことですが、これからもより良い環境を目指していかれるのだと思います。

インタビューの最中、「ウチは少人数教育なので。」というお話しをされていましたが、それだけでは片づけられない、親身な関係がスポーツマンのチームワークのような印象を受けました。

これからも明治国際医療大学の活躍に期待大です。

 

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