トップページ ニュース 「​加​盟​校​レ​ポ​ー​ト​」​1​6​ ​佛​教​大​学​ ​礼​拝​堂​(​水​谷​幸​正​記​念​館​)​:​佛​教​大​学​ ​松​本​真​治​先​生

「​加​盟​校​レ​ポ​ー​ト​」​1​6​ ​佛​教​大​学​ ​礼​拝​堂​(​水​谷​幸​正​記​念​館​)​:​佛​教​大​学​ ​松​本​真​治​先​生

2017 / 1 / 25 / 水
佛教大学

■開学100周年記念事業・紫野キャンパス整備計画はいよいよ来春完了します

   

こんにちは。教まちや事務局です。

   

今回は、大学コンソーシアム京都FD企画研究委員の先生に加盟校の活動をご紹介いただく「加盟校レポート」シリーズです。

   

 

   

今回は前年度に続き、佛教大学 学生支援機構長、文学部教授 松本真治先生にご担当いただきます。

   

前年度の「加盟校レポート9」では、開学100周年記念事業である紫野キャンパス整備計画の1つである紫野キャンパス新1号館をご紹介しました。その冒頭で整備計画の改修目標に触れていましたが、その2つ目に“建学の精神の具現化のシンボルとして礼拝堂(らいはいどう)を建設し、「身と心を癒すキャンパス」の要とします”とありました。

   

その礼拝堂(水谷幸正記念館)ですが、1022日に竣工開眼式が行われ、内部が公開されたので松本先生が紹介くださるという運びになりました。

   

取材にご協力いただいたのは、宗教教育課長の山口さん、広報課長の米林さんです。

 

その前に、礼拝堂初心者の教まちやスタッフが気になった点が・・・

   

    疑問が解消されたところで、松本先生、山口さん、米林さんのご案内で礼拝堂へ参りましょう!!  

■蓮がモチーフになっています

   

礼拝堂は新1号館に隣接する位置に建てられました。円形の建物で、直径35m、延床面積は900m2あり、蓮をモチーフにデザインされています。

   

竣工開眼式が行われ、既に礼拝堂の利用は開始されていますが、周囲の工事はまだ完成していません。そのため、紫野キャンパス整備計画が完了する20175月に礼拝堂の本格的な落慶式(竣工式)を行う予定だそうです。

   

礼拝堂の名称には佛教大学の礎を築かれ、2014年に亡くなられた元学長の水谷幸正先生の名前が冠されています。

   

これまでは、礼拝室として教室に併設していましたが、とうとう独立した礼拝堂が完成しました。その待望感は大学案内に掲載された完成予告からも伝わってきます。

 

「佛教大学は仏教精神を建学の理念とする大学として、また浄土宗開祖の法然上人の教えを具現化するために、礼拝堂を建設します。完成後は、仏教行事開催や宗教後継者育成の場だけでなく、様々な教育活動の場として、大学の新しいシンボルになります。本学開設以来、旧礼拝堂に安置してきたご本尊を設置する予定です。」 佛教大学大学案内2017より

 

それでは、早速礼拝堂の中へ入ってみましょう。

 

外観もそうですが、内部も蓮がモチーフになっています。

   

天井を見上げると、一輪の大きな蓮の花。そして、正面中央に設置されている阿弥陀如来像の背後にも蓮の花びら(舟形後背)。

お釈迦様の台座が蓮の花だということからもわかるように、仏教と蓮はとても強いつながりがあります。蓮の花は泥水が濃いほど大輪の華を咲かせるそうです。人間も同じで、泥水を娑婆の世界(人間の住む世界)に置き換えると悲しいこと、つらいことなどの苦難を経験しながらも、清らかに精一杯生きていきましょうという教えがあるそうです。

 

 

      ただ、実際このように蓮をモチーフにした礼拝堂というのはあまりなく、斬新なデザインだということです。堂内にはお香の香りが漂い、ご本尊と対面して自然と背筋がピンとしてきたところで、取材をこのまま続けましょう。

 

山口さんが、タブレットの操作を始めました。なんと、この礼拝堂の照明はこのタブレットで操作が行えるそうです。8パターンの照明が自在に変更できます。音響も同様にタブレットで操作を行えるそうです。さすが最新の建物。近代的な一面を垣間見ました。

 

また、裏話として伺った話ですが、外壁に使われているタイルの裏側には学生たちのメッセージが書き込まれているそうです。書き込まれたのは裏面のため、現在の状態では目で見ることはできませんが、学生たちの思いが埋め込まれているなんて素敵ですね。

   

■礼拝堂でのイベント

   

既に利用が始まっている礼拝堂ですが、どのような形で利用されているのでしょうか。

 

   

定期的に行われているのが「朝のおつとめとおはなし」です。これは、礼拝堂完成前の礼拝室の頃から行われてきましたが、授業期間中の月曜から金曜の朝830855に実施され、学生や教職員はもちろん一般の方も参加することができます。「おつとめ」のあとの「おはなし」は佛教大学の先生方が日替わりで行うのですが、仏教学部の先生に限らず全学部の先生方がおはなしをされるそうです。毎年テーマを変え(今年のテーマは「えにし(縁)」「宝(-私の・私たちの-)」「命(いのち)」の3つ)おはなしはテーマの中から一つに則して行われます。

 

その他には、11月に行われた鷹陵祭(学園祭)とホームカミングデーでも利用されました。書道部の学内展、華道部の華展、雅楽会、卒業生である尼僧アイドル「愛$菩薩(あいどるぼさつ)」さんのトーク&ライブ(法話&法事と言うそうです。興味のある方は検索してみてください)、学生・教職員から募集した各部門<書の部・漢字、書の部・漢字かな、写仏の部、写真の部、俳句の部、短歌の部>の作品展示なども行われています。取材の際にも、礼拝堂の内回廊に作品が展示されており、建物の形状と相まって、おしゃれなギャラリーのようでした。

 

■仏教学部のためだけの場所ではありません

   

礼拝堂と言う名前だけを聞くと特定の学生や教職員を対象とした場所と言うイメージを持っていたのですが、大学内の施設という特性上そういうわけではないようです。

   

今後は様々な宗教情操教育活動を礼拝堂で行い、気軽に立ち寄ってもらえるよう1回生のうちから礼拝堂という施設に親しんでもらおうと考えているそうです。そのため、堂内には仏教に関連したマンガを設置したり、手ぶらで来ても大丈夫なように貸出用の数珠も入口に置いてありました。

   

また、宗教系の大学ではよく卒業生がチャペルで挙式することがありますが、佛教大学でも今後は仏式の結婚式を受け入れることを検討されているそうです。

   

 

  そして、礼拝堂の広報の一翼を担っているのが、「カルヤーナ・ミトラ」という宗教情操教育活動に携わり、仏教に対する親しみを持ってもらおうと活動を行っている学生サポーターです。「カルヤーナ・ミトラ」とはサンスクリット語で「善き友」を意味します。礼拝堂内に掲示されている紹介ポスターは彼らが作成したものだそうです。また、数珠作りや、お寺で使用したろうそくを再利用したキャンドル作りなどのイベントも行っているそうです。  

 

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この礼拝堂の収容人数は、机を入れた場合は190弱、イスのみの場合は290弱だそうで、可能な限り様々な行事やイベントを行ってみたいと話されていました。

 

そして、礼拝堂に御餅がお供えされていました。これは地域交流を行っている南丹市美山町のもち米を利用し、佛教大学附属幼稚園の子どもたちが作ったものだそうです。

これから、学生や教職員だけでなく、学外の方々にも親しまれる場所になっていくのだろうなと感じた一場面でした。

 

佛教大学の松本先生、山口さん、米林さん、ありがとうございました!

 

以上、「加盟校レポート」佛教大学編をお送りました。

       

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