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「加盟校レポート」3(前編)京都三大学教養教育共同化:京都工芸繊維大学 西田秀利先生

■京都三大学教養教育共同化

こんにちは。教まちや事務局です。

今回は、加盟校レポート第3弾。
京都工芸繊維大学 大学院工芸科学研究科 機械システム工学部門 西田秀利先生のレポートです。
西田先生宜しくお願いし致します。

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京都工芸繊維大学の西田です。今回は、京都三大学教養教育共同化についてご紹介したいと思います。
教養教育に再びスポットライトが当りつつある昨今、京都工芸繊維大学、京都府立大学、京都府立医科大学という京都の地に根を下ろした長い伝統を持つ三大学の新たな取り組みです。

京都三大学は、それぞれの教育理念を基本にしながら、三大学が共同することによって、時代が求める新たな教養教育を構築していくため、平成26年4月から全国初となる教養教育共同化を実施しています。


取組内容は次の4つです。


リベラルアーツ系科目の共同開講

初年度となる平成26年度は、各大学が提供しあう講義方式61科目、リベラルアーツ・ゼミナール7科目の計68科目でスタートしました。これらは3大学いずれの学生も自大学の授業として履修できるため、従来に比べ科目の選択肢が2~5倍増加するとともに、諸分野をバランス良く履修することができます。また、学生がより受講しやすいよう月曜午後の3つの時限に統一した時間割を作成し、集中して共同化科目を提供しています。

②「京都学」科目の開講

講義方式61科目のうち10科目は、「京都学」という京都という地の地域的、歴史的、文化的特色を生かした授業を行います。そのうちの1科目「京都学事始-近代京都と三大学-」は三大学の足跡をたどりながら、京都の近代化とそれに果たした三大学の役割を概観するリレー講義方式の新設科目です。

リベラルアーツ・ゼミナールの開講

学生同士が交流し、共通のテーマで対話し議論する力を育むための少人数のゼミナール科目を開講します。考え方や学び方の基礎力を培うゼミナールやグローバルな視野を広げるゼミナールなど7科目を新設しています。

取組の展開

学修状況や授業成果、学生の要望等を踏まえつつ、科目の拡大等共同化の更なる展開に向けて検討を進めていきます。また、従来から実施してきた三大学の教養教育単位互換の取組も更なる充実を図ります。これらの取組状況を講演会やシンポジウム等で学外に発信し、生涯学習の機会としても拡張していきます。

このような取り組みの中、929日に京都三大学の教養教育共同化拠点として京都府立大学キャンパスに「稲盛記念会館」が完成し、竣工式が挙行されました。

■新しい教養教育共同化の拠点

式典には、山田啓二京都府知事や稲盛和夫京セラ名誉会長ら関係者約120名が出席し、新しい教養教育共同化拠点の門出を祝いました。



これで教養教育共同化の拠点ができあがったことになり、本格的に共同リベラルアーツ教育がスタートすることになります。



式典の後、関係者の施設見学を尻目に取材陣(といっても2人ですが…)はいそいそと京都三大学教養教育研究・推進機構の教育IRセンター長の大倉弘之先生(京都工芸繊維大学大学院教授)にお話を伺うべく別室へと向かったのであります。

大倉先生とは職場が同じで旧知の間柄のため面映ゆい感は無きにしも非ずですが、これもお仕事ですので頑張ります。


西田(以下、西):本日はお忙しい中、時間を設けていただいて恐縮です。早速ですが、京都三大学で教養教育を共同化するに至った背景をお教え願いますでしょうか。

大倉(以下、大):昨今、全国の大学で教養教育のあり方が見直されています。大学で学ぶ学生が単に学問の知識を持つだけでなく、幅広い教養を持ち、人間性を豊かにしてほしいと思っています。その点では、伝統的に教養教育には市民性を涵養するという役割があると考えています。現代では、グローバル化、インターネットの普及などメディアの変化を通して、これまでの指導原理が通用しなくなっています。こういったいろんな新しい変化の中で、グローバル化された社会における成熟した市民像を打ち立てることが必要になってきているんです。そこで、教養教育にいろんな期待が寄せられている。それを三大学で考えて行こうとなったわけです。



西:どうして三大学なのでしょうか。

大:大学の立地・規模・個性という客観的条件から見て、府立大学は1学年約400人、府立医大は約200人、工芸繊維大学は約600人と、それほど規模が大きくない大学なんです。また、医大と工科系、文・社会系と食、生命分子、農学系など、専門分野があまりかぶらないため、お互いのメリットを活かすことができます。そして、教養教育はバラエティーが重要ですから、その点でもメリットが大きいんです。

西:見事に専門分野がかぶっていませんね(笑)。それで、お互いの強みを活かしたバラエティー豊かな教養教育が可能になるんですね。


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インタビューが始まったばかりですが、今回はここまで。

この続きは、次回の後編でお伝えします。

「京都学」について、今後の取り組みについて、ここだけの裏話など、内容は盛りだくさんです。

どうぞお楽しみに。

 

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